ダンマ パダ
ダンマパダ(法句経)とは・・・お釈迦さまの言葉に最も近いといわれるパーリ語仏典の
一つで、ダンマとは、パーリ語で「真理」パダとは「言葉」の意味です。
おそらく紀元前三世紀ごろ、まず北インドで収録されて紀元前一世紀ごろ、
スリランカで初めて文字に残されたものと思われます。
パーリ語仏典の中では最もポピュラーの経典の一つで、スッタニパータとならび
現存経典のうち最古の経典といわれている。
訳の分からぬ漢文のお経ではありません。
また欧米では「東洋のバイブル」として愛読されています。
全文がネットに掲載されています。是非、目を通してポエムのような言葉に触れ、
本来の仏教とは「シンプルで なおかつ 崇高な教え」であることを観じとってください。
ネットで「ダンマパダ」を検索してください。きっと、みなさんの日常生活において、
自身を省み、生きる糧、生きる指針となることと思います。


上座仏教では、このダンマパダが最高の仏教聖典です。
ですから、ビルマやスリランカでは仏教の教えといえばこのダンマパダです。
大乗仏教の経典である、「般若心経」「法華経」を思い出す人はほとんどいません。
また、世界的にも、仏教の基本聖典は、ダンマパダであることは、
その翻訳点数の多さからみても、そういえるのだろうと思います。
ダンマパダは、もともとが詩の形をとってましたので、時代を経ても、あまり改定されずに
伝わって来ている可能性が高く、お釈迦様の生の言葉に一番近いのではないかと
言われています
・・・ネットより
 

ダンマパダ高瀬広居著「ダンマパダ=法句経(ほっくきょう)からのメッセージ」
中村元著「ブッダの真理のことば/感興のことば・ウダーナヴァルガ」
友松圓諦「法句経の世界・生きているよろこび」
トーマス・パイロン「ブッダの語る覚醒への道」の4冊を本棚に入れ、愛読しています。
*相田みつをのCDと友松圓諦「法句経の世界・生きているよろこび」のCDは娘の贈り物です。


   

「あなたの子どもは、あなたの子どもではない。子どもは生命の渇望からの子どもである。
子どもはあなたを通して生まれてくる。
しかし、あなたのものではない。あなたは子どもに愛情をあたえることができる。
しかし、考えを与えることはできない。なぜなら子どもは自分の考えを持っているのだから。
あなたの考えを子どもに求めてはいけない。あなたは子どもの体を動かすとはできる。
しかし、子どもの心は動かせない。
あなたは弓であり あなたの子どもは、あなたから飛び立つ矢である。
あなたが矢を命中させたいと思うところに、子どもを向けようと期待するのは間違いである」

・・・ハリール・ジブラーン
「ハリール・ジブラーンの詩/mia'sphoto日記」を検索して下さい。
すばらしい言葉が綴られています。

ブッダは言われた
「わたしには子どもがいる、財産があると思うがゆえに
    愚かな人は 憂いをいだく しかし自分ですら すでに
自分のものではないのに まして どうして 子どもが自分のもので
    あろうか どうして財産が自分のものであり得ましょう」
ダンマパダ・六十二句

ハリール・ジブラーンとブッダの言葉は、子どもを含めすべてが移ろいでいる。
「自分の物差しで、計れるものはない」・「これは自分のもので有り続けるものはない」と
諭しているのではないでしょうか。

ものごとは心にもとづき 心をあるじとして心により つくりだされるのです
もしも よごれた心と言葉で人々に接したなら 苦しみはあなたに付きしたがいます
それは車をひく牛の足あとに車輪がついていくように
・・・ダンマパダ・一句

ものごとは心にもとづき 心をあるじとして心により つくりだされるのです
もしも きよらかな心と言葉で人々に接したなら 幸せはあなたに付きしたがいます
それは影があなたの体からはなれないように
・・・ダンマパダ・二句

怨みを抱く人々のなかに住み 怨みをもってむくいるなら ついに怨みの
やすむことはないでしょう 怨みをすててこそやすらぐのです 
これは永遠のことわりです
・・・ダンマパダ・五句

スリランカ(旧セイロン)はサンフランシスコ条約に参加したが、日本からもらえる
賠償権を放棄したときの声明にこのことばを引いている・・・ネットより


「人生」とは、劇場(ドラマ)そのものではないでしょうか。
その、ドラマの作者であり、それを演じる主役が私(あなた)なのです。
汚れた意で作られたドラマであれば、演技者である私(あなた)は決して、
良いドラマを演じられない。
それに対し、汚れなき意で作られたドラマであれば、演技者である私(あなた)は生涯、
良きドラマを演じ切ることができるのだよ。と説いているのでは。
人生劇場の終着は、善因善果・悪因悪果に他なりません。

それを理解できない人は、他の人を怨み、他の人に暴言を吐くことによって、
自分の秤で自分を正当化していかなくては生きていけないのです。
以上、ダンマパダの感想のひとつです。

          


   ダンマパダの中から50句をまとめ、京都の和綴じ店で50冊を作ってもらい
   何人かの人に贈りました。

                  次回は爺バカです

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