遠藤周作・著「沈黙」。
神田千里・著「島原の乱」、吉村豊雄・著「原城の戦争と松平信綱」
田口孝雄・著「天草一揆後を治めた代官・鈴木重成」
山ももこ・著「平戸オランダ商館長・カロン夫人の生涯」、
山ももこ・著「原城はるかなり」を娘に頼んでネットで買ってもらい、読みました。
「沈黙」では、宗教って何だろう?平和な島に宣教師が来なかったら、
信じる者は殺し。信じない者は殺す。ということは起こらなかったのでは?
を感じ取った。
「島原の乱」・「原城の戦争と松平信綱」・「原城はるかなり」では、
一揆と戦後処理の詳細を捉えることができた。
「平戸オランダ商館長・カロン夫人の生涯」では、
小まんという名前(小説上の名前?)の海を渡ったもうひとりの蝶々さんがいたこと。
「原城はるかなり」は、一揆軍総大将・天草四郎の影武者がいたことを想定して
綴っている。、この2冊は方言をうまく書き表し、史実も取り入れて面白いです。
「天草一揆後を治めた代官・鈴木重成」では”農民のために死を賭す”武士がいたこと。
その兄、鈴木正三(しょうさん)和尚の存在を知り、感動しました。
命をかけて、戦後の天草の減税を幕府に申し出た天草初代代官・重成。
弟・重成に呼ばれて天草に入り、一軒の檀家も持たず、死後の世界のみを問題に
することを離れて”民の暮らし”に寄り添った禅僧・正三。
二人はともに旗本であったが、天草領民のために身も心も尽くし切った。
死後の行事を職とし、檀家としか向き合わない職業坊主はこの二人を見習うべき
である。まぁ、無理だろう・・・是非、二人をネットで検索してください。
大乗仏教の説くところは目の前の苦しむ人々を「普く」救い上げ、如何にして、
幸せになれるかの悟りを大勢の(全ての)人達と供に求めることである。
その先頭にたつのが僧侶(船頭)である。
「寺族の言うところの仏教は、檀家と仏教オタクだけを見ることしか
できない。という症状の小乗仏教だよ」・・・知人の言葉
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「仏教の教えは日本の割と道徳的に通じる大事なこと教えているのだから、 もっと危機感もてよ。ガチで縮小して無くなるぞ」
「修行して悟りを開いたんだろう?その悟りって何?
ご先祖に報恩のための年回忌を忘れずに。を強調しても大衆の心の悩みを
聞かないのが悟りか」
「庶民あっての寺族の暮らしなのに、庶民の日常の諸問題を救うという
仏教思想はない。と言い切る坊主が居るそうだが、その坊主の悟りって何んなの?
葬儀、法事の収入を商いとして妻子を養うなんてことが仏教思想のどこにあるのか」
・・・以上、ネットより。
*如何にして生き抜くかを淡々と実践されている庶民の姿は菩薩そのものである。
人の生き方の師は庶民であることに気づかず、狭い教義に陶酔し、
それを実践できずに口だけの説法を垂れる坊主は菩薩にあらず・・・私はそう思う。
次回はまぁ、何だなぁです
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